西川美和監督の映画「永い言い訳」は10月14日公開

西川美和監督の映画「永い言い訳」は10月14日公開になります。
西川美和監督の作品は全て見ています。蛇イチゴ、ゆれる、ディアドクター、夢売るふたり。今回で5作目。オリジナルで毎回脚本を書いています。永い言い訳は先に原作の小説も書いていて何かの賞の候補になったんでしたっけ。小説買ったんですが映画を見てから読もうと思っています。


蛇イチゴ 予告編

明智家の娘・倫子は、幼い頃から真面目で優秀。現在は小学校で教師をしており、同僚で恋人の鎌田との結婚を控えている。そんな彼女は、働き者の父・芳郎、優しい母・章子、ボケてはいるが明るい祖父・京蔵に囲まれ、平穏な毎日を過ごしていた。
だがある日、痴呆の進んだ祖父が亡くなり、その葬式に10年間も行方知らずだった長男・周治が姿を現わしたのをきっかけに、一家の和やかな雰囲気が一変する。
やがて、世渡り上手の周治は、家族に内緒で多額の借金をしていた父の窮地を救い、家に迎えられるのだが、倫子だけはお調子者の兄を受け入れることが出来ずにいた。
(あらすじ Wikipediaより)

蛇イチゴがデビュー作でツタヤに行けば置いてるところは置いてるんじゃないでしょうか。主演は雨上がり決死隊宮迫博之つみきみほ手塚とおるつみきみほの婚約者で出ていました。ラストシーンがいい!若いころに見たときは宮迫派だったんですけど、最近見たら心情的に宮迫よりもつみきみほに近づいているなと思って、映画は見る時期で感じることが変わってきますよね。


ゆれる 予告編

故郷を離れ、東京で写真家として活躍する弟・猛。母親の法事で久々に帰省し、兄・稔が切り盛りする実家のガソリンスタンドで働く昔の恋人・智恵子と再会する。猛と智恵子とは一夜を過ごし、翌日、兄弟と彼女の3人で渓谷へ遊びに行く。猛が智恵子を避けるように写真を撮っているとき、智恵子が渓流にかかる吊り橋から落下する。その時、近くにいたのは稔だけだった。事故だったのか、事件なのか、裁判が進むにつれて兄をかばう猛の心はゆれ、最後には証言台に立ってある行為を選択する。
(あらすじ Wikipediaより)

ゆれるは主演オダギリジョー香川照之。売れてない頃の真木よう子が出てるんですよね。ピエール瀧も映画に出始めたころじゃないでしょうか。売れてない新井浩文も出てました。ファミレスでオダギリジョー新井浩文のシーンはいいですよね。最後のシーンも香川照之の笑顔の意味はどういうことなんですかね。教えてください。


映画『ディア・ドクター』エンディング曲「笑う花」/モアリズム PV

山間部に位置する人口1千余人の小さな村・神和田村にある村営診療所から村の唯一の医者・伊野治(笑福亭鶴瓶)が失踪する。伊野と数年来コンビを組んできたベテラン看護師の大竹朱美(余貴美子)や、地域医療を現場で学ぶため2ヶ月前から神和田村診療所で働いていた研修医の相馬啓介(瑛太)は突然の伊野の失踪に困惑するばかり。やがて村の依頼を受けた警察がやってきて伊野の捜索を始めるが、捜査を続けるうちに誰も伊野の背景を知らなかったことが明かされる。
かつて、神和田村には医者が一人もいなかった。そんな村にやってきた伊野はいろいろな治療を一手に引き受け、更には老人達の話し相手になってくれる大らかな人柄から村人に慕われるようになる。
そんなある日、伊野は鳥飼かづ子(八千草薫)という一人暮らしの未亡人を診察する事になった。伊野の診療を受けるうちに次第に彼に心を開いていったかづ子は、ある時伊野に「自分の家族に嘘をついて欲しい」と頼む。だが、伊野がその頼みを引き受けたことで、同時に伊野が隠してきたある「嘘」が次第に浮かび上がっていくことになる。
(あらすじ Wikipediaより)

ディアドクター、主演は笑福亭鶴瓶。私は西川美和監督で一番好きなのはディアドクターかもしれない。映画館で2回見ました。井川遥がいいですよね。カナブンのシーンとかアイスクリームのシーンとかうーんってなる。医療とか過疎とかの問題の映画だて感想がインターネットに散見されたけど、そうなんですかね。それは外側のことだけで、本質はそこじゃないんじゃないでしょと思う。笑福亭鶴瓶はこれで確か賞を取ってた。あと、余貴美子がすごくいいですよね。


映画『夢売るふたり』 予告編

開店5周年を祝う胡蝶蘭が飾られている。その調理場から失火して店は全焼。
市澤里子、貫也の夫婦は小料理屋「いちざわ」を経営していた。小さいながらも常連客で賑わっていた。すべてを失った夫婦は再建を考える。貫也は働きもせず酒に溺れる。ある日、貫也は駅のホームで店の常連客だった玲子に再会し、酔っ払った勢いに任せて一夜を共にする。不倫相手からの手切れ金を貫也に渡す。浮気はすぐにバレ、手切れ金を燃すが、里子はこの出来事をキッカケに、夫を女たちの心の隙間に忍び込ませて金を騙し取る結婚詐欺を思いつく。
(あらすじ Wikipediaより)

夢売るふたりは唯一一回しか見てないんですよね。主演は松たか子阿部サダヲ。これもラストシーンの松たか子の表情が印象的で、ゆれるのときと一緒ですね。香川照之の最後の表情とか。ラストに観客に投げかけるんですかね、監督は。そういえば蛇イチゴのラストシーンのつみきみほもよかったし考えさせられた。


映画『永い言い訳』予告編
というわけで、永い言い訳は10月14日公開です。最近思うんですけど、映画監督って実は映画で伝えてること全部一緒なんじゃないかって思うんですよね。西川美和監督の場合は、嘘とか白と黒の境界線とか曖昧なところとかそういうことばかりを言っている気がするけどどうなんですかね。全て正しいことがいいことなのかっていう。

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「妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。そこから愛しはじめた。」